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武豊が自分は「天才」ではないとかんがえる理由
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武豊が自分は「天才」ではないとかんがえる理由

 今年3月には前人未到の中央競馬通算3700勝を達成。数々の記録を塗り替え、日本競馬をリードし続けてきた不世出の騎手・武豊。10代でのGI制覇、以後、国内の主要レースを総なめにするだけに留まらず海外挑戦のパイオニアとして世界を転戦するなど、デビュー29年目の今もなお、第一線で躍動する生きた伝説である。「天才」と呼ばれることも多い彼だが、本人はその言葉をどのように感じているのだろうか?

「『天才』って便利な言葉ですよ。一口に天才と言ってもレース展開を読むのに卓越した人がいれば、コース取りに閃きのある人もいます。これって定義するのは難しいです。強いて言うなら僕とはアプローチの仕方が違う、理解を越えた騎乗で勝つ人。安藤(勝巳元騎手)さんは僕からしたら『えっ!』って乗り方で勝ってしまう。ああいう人が天才なんでしょう」

 デビュー3年で年間の勝利数が1位と頂点に立った武氏だが、「昔から常に試行錯誤は続けていますよ。技術面もそうだし、鐙(あぶみ)の長さを変えてみたり、道具の部分でもそう。今でも明確な答えはないですから」と不断の努力が、勝利に繋がっているようだ。

 ちなみに、安藤元騎手の名前が出てきたので、目標やライバル視している騎手はいるのだろうかを尋ねたところ、こんな武氏の「努力」を窺わせる答えが返ってきた。

「そういう感覚はないですね。日本でも海外でも先輩でも後輩でもうまいなぁと思う騎手は自分の騎乗の参考にする意識のほうが強いです。海外でもその国のトップ騎手のロッカーを何気なしにのぞき込んで、どんな道具を使っているのか、チェックしたりしてましたよ(笑)」

※4/28発売の週刊SPA!「エッジな人々」では、武豊氏のロングインタビューを掲載中。騎手になる前から現在までの半生を振り返っている。

取材・文/大澤昭人(本誌) 撮影/大森忠明 再構成/SPA!編集部

日刊SPA!

 
まあ…当たり前と言えば当たり前ですけど
ザ・武豊と言えば、3レース勝手に選びました

 
1990年-有馬記念 (オグリキャップ)

 

 1999年-日本ダービー(アドマイヤベガ)

 

 2001年-エリザベス女王杯(トゥザヴィクトリー)

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