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ルメール騎手、ツイッターの代償は大きい

ルメール騎手、ツイッターの代償は大きい
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ルメール騎手、ツイッターの代償は大きい!!

日本競馬の歴史に新たな1ページが刻まれた日となるはずが…。外国人騎手として初めて通年での日本中央競馬会(JRA)騎手免許を取得。1日がJRA初日になるはずだったフランスのクリストフ・ルメール騎手(35=栗東)は、前日(2月28日)の阪神競馬場調整ルーム内において、携帯電話を使用して外部と通信。業務上の注意義務を違反したとして、3月1日から30日まで、30日間の騎乗停止処分を受けた。日本のルールを知っていたはずの名手のまさかの失態。その代償は計り知れない。

JRAの事情聴取によると、携帯電話に知人からツイッター(簡易投稿サイト)にツイート(投稿)が入り、それに対して2回リツイート(他人の書き込みを再投稿することで転載すること)。この行為が、日本中央競馬会競馬施行規程における「競馬の公正確保について業務上の注意義務」への違反となった。

過去に同様の事件を起こした2011年の大江原圭、13年の原田敬伍のケースと同じ、30日間の騎乗停止。これによりGIII阪急杯のオリービン(太宰に変更)など、1日の全6鞍が乗り替わりに。

1日朝にJRAから連絡を受けたオリービンを管理する橋口弘調教師は「ずっと(短期免許で)日本に来ていたのに…。知らなかったのかな」と困惑した表情を浮かべた。

JRAでは11年の大江原騎手の事件以降、調整ルームにセーフティーボックスを設置。そこに各騎手が電源を切って通信機器を入れるシステムを運用している。ただ、職員が管理しているわけではなく、各自の自己責任に任せていた。

ルメールは「この度は私の不注意でご迷惑をかけて本当に申し訳ありませんでした」とJRAを通じてコメント。

一方、庄村之伸裁決委員は「携帯電話以外にも対外的通信機器が数多くあり、完璧に把握できるのかという点もある。今後は騎手クラブと改善策を考えていきたい」と話した。

携帯電話の扱いが“自己責任”では、他の公営競技に比べてあまりにルーズ過ぎるという主催者側の問題点もあるが、いずれにせよ、この失態でルメール自身が負った損失はあまりに大きい。

30日間の騎乗停止により、28日のGIドバイシーマクラシック(メイダン競馬場、芝2410メートル)のワンアンドオンリーをはじめとするドバイの騎乗がアウトになっただけでなく、今週末からは3歳牡馬、牝馬クラシックのトライアルがスタートすることから、クラシックへの騎乗にも多大な影響が出ることが予想される。実際、7日のGIIIチューリップ賞(阪神芝外1600メートル)では2戦無敗の素質馬コンテッサトゥーレとのコンビで臨むことが決まっていたが、騎乗が不可能になったことで、本番のGI桜花賞(4月12日=阪神芝外1600メートル)でのお手馬も不透明なものに…。

レース賞金の5%が騎手の取り分。チューリップ賞でいえば1着賞金3400万円の5%は170万円に過ぎないが、ルメールクラスの名手ならひと開催で2桁の勝ち星は十分に可能だ。しかも上位着順などの賞金獲得に加え、前述通り、騎乗停止後に始まるクラシックの騎乗馬にも影響が及ぶことになれば…。ルメールはこの失態であまりに大きな“代償”を負うことになる。

今週用意されたオリービン
2戦無敗のコンテッサトゥーレ

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デムーロとルメール天国と地獄

デムーロとルメール天国と地獄
やっちまったルメール

外国人騎手で初めて通年での日本中央競馬会(JRA)騎手免許を取得したフランスのクリストフ・ルメール騎手(35)=栗東・フリー=が1日、施行規程に違反したことでこの日から30日まで30日間の騎乗停止処分となった。2月28日に阪神競馬場の調整ルームに入室後、携帯電話でツイッター(簡易投稿サイト)を利用し、外部との通信を行った。注目のデビュー戦を目前に、日本でGI5勝の名手がまさかの失態を犯した。

日本競馬にとって歴史的な一日の始まりは、衝撃的なアナウンスで幕を開けた。午前9時の開門直後、この日、JRA騎手としてデビューするはずのルメール騎手の乗り替わりを告げる場内放送が流れると、阪神競馬場に詰めかけたファンからどよめきが起こった。

事の発端は、前日の2月28日。外部との接触が禁じられている調整ルーム入室後の午後9時以降に、ルメール騎手がツイッターを利用していることをJRA職員が認知。報告を受けた裁決委員が1日朝に本人に事情聴取し、携帯電話で2回、ツイートしたことを認めた。内容は不正につながるものではなかったようだが、これが日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号に該当するため、1日から30日まで30日間の騎乗停止処分となった。

「今回は私の不注意でみなさんにご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございませんでした」

事情聴取後に競馬場をあとにしたルメール騎手は、JRAを通じてコメントを発表。だが、2002年に初めて短期免許を取得後、昨年まで12年連続で日本で騎乗し、独自のルールも理解していたはずの名手が、なぜ失態を犯したのか。

事情聴取を行った庄村之伸裁決委員は「『ルールは理解していて、これまでは一度もそんなことはなかったけど、ついうっかりしてしまった』と説明していた。かなり反省していました」と様子を説明。また、ルメールに近い関係者は「体調管理のために(1日前倒しで)金曜から調整ルームに入っていたけど、『時差ぼけがひどい』と話していた」と証言した。

JRAでは、同様の違反行為は過去2回(11、13年)あり、いずれも30日の騎乗停止処分となった。最初の違反後、調整ルームでは携帯電話などの通信機器を、騎手自ら同施設内のセーフティーボックスに預けるシステムを導入していたが、徹底されていなかった。庄村裁決委員は「騎手クラブに対して周知徹底を行うように要請したが、現状の方法でいいのか、これから詰めていきたい」と改善する意向を語った。

ファンの反響も大きかった。中山競馬場に来ていた競馬歴20年の三浦敦さん(45)=会社員=は「きょうはルメールの馬券で勝負しようと思っていたのに残念」と話し、同35年の鈴木政博さん(58)=会社役員=は「楽しみにしているファンがいるのだから、しっかりしてほしい」と厳しい口調で話した。

JRA所属の外国人騎手誕生という日本競馬史の新たな1ページが刻まれた一日。同日デビューで重賞勝利を飾ったイタリアのミルコ・デムーロ騎手とは、明暗がはっきり分かれた。

◆柴田政人調教師 「ジョッキーとしての自覚が足りない。日本には日本のルールがあるのだからルールを守る点でもJRAのジョッキーにならないといけない。いい薬になるだろうし、心を改めて頑張ってほしい」

★ドバイ騎乗アウト

ルメール騎手は1日から30日間の騎乗停止処分を受けたため、ドバイシーマクラシック(28日、メイダン、GI、芝2410メートル)でハーツクライとの父子制覇に挑む、ワンアンドオンリーに騎乗できなくなった。

橋口調教師は「乗れないと聞いている」と困惑の表情。阪急杯で騎乗を依頼していたオリービンも乗り替わりになり、「知っていてするわけないから、ルールを知らなかったのかなあ。大事なときなのに」と名手のミスに首をかしげた。

★複雑ミルコ「さみしいね」

デビュー初日から重賞含む3勝と大活躍だったミルコ・デムーロ騎手だが、ルメール騎手の騎乗停止については複雑な表情。「ビックリしたよ。(午前)7時に聞いたんだけど、ジョークだろうと思った。(一緒にデビューできなくて)ちょっとさみしいね」と振り返った。

★他の公営競技では1年間出場停止も

ボートレースでは2004年に平田忠則選手が宿舎に通信機器付きの電子手帳を持ち込んで使用し、1年間の出場停止。2008年には郷原章平選手が宿舎に携帯電話を持ち込んで、6カ月の出場停止となっている。競輪では2003年に手島慶介選手が宿舎に携帯電話を持ち込んで使用して、1年間の出場停止処分を受け、オートレースの束田亮選手はレース場に携帯電話を持ち込んで、選手登録を抹消されている。

■競馬施行規程

第147条 次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員に対して、期間を定めて、調教もしくは騎乗を停止し、戒告し、又は50万円以下の過怠金を課する。

(19)競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者

■調整ルーム

日本ならではの制度で、競馬場、トレセンに併設されている騎手の宿舎。競馬開催前に宿泊する。公正確保の観点から外部との接触を避けるため、騎手はレース前日午後9時までに入らなければならない。外部との連絡は禁じられ、面会も家族や厩舎関係者に限られる。

■クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)

1979年5月20日生まれ、35歳。フランス出身。96年に見習騎手としてデビューし、99年からフランスのプロ騎手免許を取得、以降は欧州の大レースで活躍。02年から短期免許で来日し、05年有馬記念(ハーツクライ)、09年ジャパンC(ウオッカ)など重賞18勝(GI5勝)。JRA通算245勝。JRAの通年免許を取得し、1日付でJRA所属騎手となった。

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御神本訓史退院のまとめ

御神本訓史退院のまとめ
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御神本訓史退院のまとめ

 2月19日(木)の浦和9Rで落馬負傷し、22日のフェブラリーSなどの騎乗を取り止めた御神本訓史騎手が、現在は退院し自宅療養していることがTCK特別区競馬組合から発表された。

 また、病院での検査の結果、左坐骨骨折及び左殿筋下血腫と診断され、第18回大井競馬開催中の騎乗は不可となったこともあわせて発表されている。

 
 
ミカモト騎手動画

 

金盃では見事の逃げ切り

1着 アウトジェネラル 御神本訓史

2着 ドラゴンエアル 森泰斗

3着 フォーティファイド 石崎駿

 

 

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三浦皇成騎手|500勝を達成

三浦皇成騎手|500勝を達成
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三浦皇成騎手|500勝を達成

三浦皇成騎手(25)が21日の東京12Rをサトノアルバトロスで勝ち、JRA通算500勝を達成した。史上87人目、現役では30人目。

「500勝という数字よりも、1頭1頭任された馬で結果を出すことを考えていました。これからも1鞍1鞍大事に乗っていきたいと思います」。デビューから6年11カ月21日での達成は武豊、加賀、浜中、福永洋、田原に次いで、史上6位のスピード記録となった。

初年度は90勝以上しているんですけどね…
6位まで下がってしまった

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