函館スプリントステークス|2016年に強そうな騎手を集めました
函館競馬開幕週のメイン「第23回函館スプリントS」(19日)ではローレルベローチェが軽快な走りを見せた。
北の大地で人馬悲願のタイトル奪取だ。ローレルベローチェはレース2週前の4日から函館入りして、中井が付きっきりで調教に騎乗。鞍上は「涼しく静かな環境が合っているのか、凄く落ち着いています」と話す。父サクラバクシンオー譲りの爆発的なスピードが武器だが、その一方で気持ちのコントロールが難しい馬。鞍上は細心の注意を払って稽古をつけてきた。
「まずはテンションを上げすぎないように。そして馬自身が毎日納得して調教を終われるように」
調教は他馬がいなくなった時間帯に開始。気分が落ち着かないときは角馬場でのフラットワークを長めに。リラックスしているときは、負担をかけすぎないようコースをサッと流して気持ちをコントロールする。「頭の高い馬なので、なるべく背中を下げさせるように心掛けています」。前運動や上がり運動も買って出るなど、長い時間をかけて信頼関係を構築してきた。
最終追いは初の函館芝コースへ。序盤は折り合い重視に5F67秒5。3角すぎからピッチを上げると、直線は軽く気合をつけた程度でラスト1F12秒5と鋭い反応で駆け抜けた。「雨の洋芝で重たい馬場だったが、しっかり動けていた。元々ダートで走っていてパワーはある馬。悔いのない仕上げができました」と万全の出来に胸を張る。
前走のG1は前半3F32秒7という超ハイラップが響いて16着に終わったが、ハクサンムーン、ミッキーアイルなど一線級の逃げ馬を相手にハナは譲らなかった。自身の重賞初制覇も懸かる鞍上は「あのメンバーで先手を奪えたのは収穫。スタートは速いので今回もハナは譲らない気持ちです」と闘志を燃やす。
開幕馬場を味方に一気の逃走劇。人馬の強い気持ちがレースで結ばれたとき夢は結実する。
騎手 |
着別度数 |
勝率 |
複勝率 |
単勝 |
複勝 |
岩田康誠 |
17-11-15-41/84 |
20.20% |
51.20% |
56 |
94 |
三浦皇成 |
10-17-13-56/96 |
10.40% |
41.70% |
50 |
92 |
池添謙一 |
2- 4- 4-15/25 |
8.00% |
40.00% |
29 |
89 |
勝浦正樹 |
7-14-12-63/96 |
7.30% |
34.40% |
55 |
75 |
武豊 |
5- 1- 0-13/19 |
26.30% |
31.60% |
263 |
85 |
柴山雄一 |
7-11- 4-60/82 |
8.50% |
26.80% |
52 |
76 |
柴田善臣 |
1- 2- 0-10/13 |
7.70% |
23.10% |
66 |
58 |
吉田隼人 |
9- 5- 6-75/95 |
9.50% |
21.10% |
57 |
62 |
丸田恭介 |
1- 7- 7-58/73 |
1.40% |
20.50% |
4 |
85 |
藤岡康太 |
2- 2- 3-31/38 |
5.30% |
18.40% |
78 |
46 |
菱田裕二 |
3- 4- 9-76/92 |
3.30% |
17.40% |
30 |
68 |
村田一誠 |
2- 2- 1-35/40 |
5.00% |
12.50% |
31 |
78 |
杉原誠人 |
0- 0- 0- 9/ 9 |
0.00% |
0.00% |
0 |
0 |
戸崎圭太 |
0- 0- 0- 3/ 3 |
0.00% |
0.00% |
0 |
0 |
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