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- 中央競馬(G3) - 中央競馬(G3) - 函館スプリントステークス
函館競馬開幕週のメイン「第23回函館スプリントS」(19日)ではローレルベローチェが軽快な走りを見せた。
北の大地で人馬悲願のタイトル奪取だ。ローレルベローチェはレース2週前の4日から函館入りして、中井が付きっきりで調教に騎乗。鞍上は「涼しく静かな環境が合っているのか、凄く落ち着いています」と話す。父サクラバクシンオー譲りの爆発的なスピードが武器だが、その一方で気持ちのコントロールが難しい馬。鞍上は細心の注意を払って稽古をつけてきた。
「まずはテンションを上げすぎないように。そして馬自身が毎日納得して調教を終われるように」
調教は他馬がいなくなった時間帯に開始。気分が落ち着かないときは角馬場でのフラットワークを長めに。リラックスしているときは、負担をかけすぎないようコースをサッと流して気持ちをコントロールする。「頭の高い馬なので、なるべく背中を下げさせるように心掛けています」。前運動や上がり運動も買って出るなど、長い時間をかけて信頼関係を構築してきた。
最終追いは初の函館芝コースへ。序盤は折り合い重視に5F67秒5。3角すぎからピッチを上げると、直線は軽く気合をつけた程度でラスト1F12秒5と鋭い反応で駆け抜けた。「雨の洋芝で重たい馬場だったが、しっかり動けていた。元々ダートで走っていてパワーはある馬。悔いのない仕上げができました」と万全の出来に胸を張る。
前走のG1は前半3F32秒7という超ハイラップが響いて16着に終わったが、ハクサンムーン、ミッキーアイルなど一線級の逃げ馬を相手にハナは譲らなかった。自身の重賞初制覇も懸かる鞍上は「あのメンバーで先手を奪えたのは収穫。スタートは速いので今回もハナは譲らない気持ちです」と闘志を燃やす。
開幕馬場を味方に一気の逃走劇。人馬の強い気持ちがレースで結ばれたとき夢は結実する。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 | 複勝 |
岩田康誠 | 17-11-15-41/84 | 20.20% | 51.20% | 56 | 94 |
三浦皇成 | 10-17-13-56/96 | 10.40% | 41.70% | 50 | 92 |
池添謙一 | 2- 4- 4-15/25 | 8.00% | 40.00% | 29 | 89 |
勝浦正樹 | 7-14-12-63/96 | 7.30% | 34.40% | 55 | 75 |
武豊 | 5- 1- 0-13/19 | 26.30% | 31.60% | 263 | 85 |
柴山雄一 | 7-11- 4-60/82 | 8.50% | 26.80% | 52 | 76 |
柴田善臣 | 1- 2- 0-10/13 | 7.70% | 23.10% | 66 | 58 |
吉田隼人 | 9- 5- 6-75/95 | 9.50% | 21.10% | 57 | 62 |
丸田恭介 | 1- 7- 7-58/73 | 1.40% | 20.50% | 4 | 85 |
藤岡康太 | 2- 2- 3-31/38 | 5.30% | 18.40% | 78 | 46 |
菱田裕二 | 3- 4- 9-76/92 | 3.30% | 17.40% | 30 | 68 |
村田一誠 | 2- 2- 1-35/40 | 5.00% | 12.50% | 31 | 78 |
杉原誠人 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
戸崎圭太 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
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