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ジャパンカップ予想|ジャパンカップを向きそうな騎手を集めました
ムーア騎手とラストインパクト
「ジャパンC・G1」(29日、東京)
心強い味方だ。ラストインパクトの鞍上は先週のマイルCSをモーリスで制したムーア。世界No.1とも評される名手が“2週連続”を狙っている。
松田博師も認める腕達者。「技術もだけど、研究熱心だよな」と感心する。これまでに3頭を依頼。勝利はアドマイヤスピカ(12年2歳未勝利戦)のみだが、11年ドバイワールドCのブエナビスタ(8着)、今年のドバイシーマクラシックのハープスター(8着)と厩舎のエースの手綱を大舞台で任せた。
そして、師が忘れられないのが10年ジャパンCレース後の出来事だ。先頭でゴールを駆け抜けながら、2着降着となったブエナビスタの顔をなでて「君がチャンピオンだよ」と声を掛けたのが4着のジャガーメイルに騎乗していたムーアだった。
来年2月に定年を迎える指揮官はジャパンCを07年アドマイヤムーン、11年のブエナビスタで2勝。「そりゃ、ブエナはうれしかったな。前年にあんなこと(降着)があったから。去年、ジェンティルドンナが連覇しただろ?ムーアが“史上初じゃない。ブエナビスタが連覇している”と言ってくれたらしい」と笑う。
27日朝は栗東坂路を1本駆け上がり、翌日の輸送に備えた。「やれることはやった。この乗り役なら、何かしてくれるんじゃないかって思う。楽しみやな」。師にとって最後となるジャパンC。重賞3勝の5歳馬が、英国が誇る名手を背にラストにインパクトを残す。