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柴田善臣が1万9000回騎乗達成ニュースまとめ

柴田善臣が1万9000回騎乗達成ニュースまとめ

 柴田善臣騎手(48)が、25日の福島2Rでイロジカケに騎乗(2着)し、JRA通算1万9000回騎乗を達成。武豊に次いで史上2人目の大台到達。

 デビュー31年目での記録達成に柴田善は「関係者やファンの支えで、ここまで来られてよかった。これからも体力を維持しながら、声援の力をプラスに騎乗していきたい」と話した。

 

 25日の福島2Rでイロジカケ(2着)に騎乗した柴田善臣騎手(48)=美浦・フリー=は、武豊騎手に次ぐ史上2人目のJRA通算1万9000回騎乗を達成した。1985年3月にデビュー。記録達成段階で2179勝を挙げている。重賞はGI・9勝を含む91勝。

 ◆柴田善臣騎手「関係者の皆さまの力添えやファンの方々の支えで、ここまでこられてよかったと思います。これからは体力を維持しながら皆さまの声援の力をプラスにして騎乗していきたいと思います。応援よろしくお願いします」

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新人トップの加藤祥太騎手まとめ

新人トップの加藤祥太騎手まとめ
 

<夏だ!! 競馬だ!!>

 夏競馬の話題を取り上げる「夏だ!! 競馬だ!!」。今週はルーキーの加藤祥太騎手(18=栗東・庄野)。ここまで新人トップの15勝。新人4人で唯一、函館で開幕週から調教、レース騎乗を続けている。栗東トレセンとは異なる環境で、学び、楽しみ、そして…。充実の日々に迫った。

 朝の函館競馬場は慌ただしい。スタンド前、そして角馬場。騎手は前の馬の調教騎乗を終えると、休む間もなく次の馬へとまたがっていく。その中で、ルーキー加藤騎手の蛍光帽もところ狭しと動き続ける。追い切り日は、多ければ10頭に騎乗。午前5時半の開門から9時の調教終了まで。馬から下りた姿を見つける方が難しいほどだ。

 加藤騎手 栗東だと、追い切り日でも乗るのは1日4頭前後。だから、数はずいぶん多いですね。今は馬の背中を覚えている段階なので、いい経験。大変だとは、あまり感じませんよ。

 時間を見つけては、レース動画で研究を重ねる。自分の騎乗したレースに始まり、調教でまたがった馬にまで及ぶ。「自分の携わった馬がどういうレースをするのか、気になるんです」。経験の多さはより生かされる。

 加藤騎手 攻め馬に乗せてもらうことはもちろん、その後もある。たくさん勉強させてもらっています。

 そんな姿勢は関係者にも伝わっている。1回函館(6月20日~7月5日)の6日間で44鞍に騎乗した。同開催では三浦(54鞍)、勝浦(49鞍)、吉田隼(47鞍)、柴山(46鞍)に次ぐ5位タイの騎乗数。ルーキーながら信頼を得つつある。

 それに応える成果も挙げている。6月27日の3歳未勝利、13頭立て7番人気ビックマウンテンでの勝利。函館ウッドの最終追い切りに騎乗し、感触を十分つかんでいた。初コンビでも迷わずハナへと導いた。息の合った走りで1秒5差圧勝は、調教騎乗が生きたレースだった。

 経験と信頼を積み重ね、着実に結果に結びついている。

 仕事を終えれば、トレセン生活では味わえない楽しみも待っている。これもローカルならではの魅力だ。

 加藤騎手 この間の全休日は、自由市場でイクラ丼を食べました。大好物なんです、イクラ。一生分かというくらい食べました。夢だったんです。

 同じ日に、厩舎スタッフとジンギスカンにも舌鼓を打ったという。騎手の中では食べる方。北の味覚にぞっこんだ。函館開催中に運転免許を取ることが目標だ。調教後、近隣の教習所に直行する毎日だ。

 加藤騎手 仮免許を取って、今は路上教習です! それにしても車の運転、難しいですね…。

 思わぬ“じゃじゃ馬”との格闘に、いたずらっぽい笑みを浮かべた。【取材・構成=柏山自夢】

 ◆加藤祥太(かとう・しょうた)1997年(平9)3月8日大阪府生まれ。08年朝日CCを父と観戦、ドリームジャーニーの勝利を見て騎手を志した。栗東・庄野厩舎所属で、今年3月1日デビュー。同14日に、同厩舎のグランシュクレで初勝利を挙げた。目標の騎手は武豊。154・7センチ、43・9キロ。

 【取材後記】コミュニケーション能力に優れた好青年だ。質問されている時も、そしてそれに答える時も、決してアイコンタクトを忘れない。気遣いにもたけている。椅子に腰掛ける加藤騎手に立ったまま取材をしていると、いつの間にか立ち上がって応対していたのには驚いた。「自分は恵まれていると思います」。取材中、幾度となく出てきた言葉だ。誠実に1頭1頭、1人1人と向き合う。その背中は、1日1日頼もしさとたくましさを増している。

 ◆加藤騎手の今週の騎乗予定馬 平場で有力馬がそろいそうだ。コンビ継続が予定されているセレッソブランコ(牝3、奥村豊)には、函館での2戦に騎乗。芝1200メートルで減量を生かし、<5><2>と結果を残した。同騎手は「2走前は出遅れて外々を回ってしまいました。でも、前走は勝ち馬は強かったけど、手応えがあった。そろそろ順番でしょう」と自信を深めている。また、クイーンズターフ(牝3、須貝)は、新馬戦以来のダートとなった前走に騎乗して2着。「砂の1700メートルという適条件を見つけた」と、勝ち負けを意識する。

加藤騎手ー2015年勝利(7月24日まで)

開催 レース名 馬名 性別 年齢 斤量 頭数 馬番 人気 芝・ダ 距離
函館 未勝利 ビックマウンテン 3 53▲ 13 7 7 1700
函館 500万下 トウショウデュエル 3 51▲ 12 6 4 1000
阪神 未勝利 テイエムトラネコ 3 53▲ 16 14 1 1800
京都 1000万下 サウンドアドバイス 5 52▲ 12 1 1 1400
京都 未勝利 ダイシンカレラ 3 53▲ 16 5 9 2000
京都 500万下 アグネスユニコーン 4 54▲ 13 11 2 1900
京都 500万下* タキオンレディー 3 51▲ 16 8 5 1200
新潟 500万下 ゼンノスサノヲ 4 54▲ 14 10 6 1800
新潟 未勝利 スズカステイボーイ 3 53▲ 14 7 5 2400
新潟 未勝利・若 ヤマイチレジェンド 3 53▲ 15 12 4 1800
福島 500万下 ニホンピロバロン 5 54▲ 12 8 2 2400
福島 500万下 エアーウェーブ 5 54▲ 14 6 3 1700
福島 未勝利 アスターペニー 3 51▲ 16 10 8 1150
阪神 未勝利・牝 デンタルキューティ 3 51▲ 14 4 7 1800
阪神 未勝利 グランシュクレ 3 51▲ 16 16 1 1400

戸崎圭太は重賞1番人気に連敗中

戸崎圭太は重賞1番人気に連敗中
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戸崎圭太は重賞1番人気に連敗中
 
サマーシリーズも不安マックス?
 

 函館、福島、中京競馬が開催中と、夏競馬が真っ盛りの7月。激しさを増しているのが、今年からリニューアルしたワールドオールスタージョッキーズ(8月29、30日・札幌競馬場)の出場権争いだ。ちなみに、出場するのは外国騎手5人、地方競馬代表騎手2人、JRA代表騎手7人の計14人。なかでも、今開催終了時(7月26日まで)の勝利数で決まるJRA代表をかけた戦いが熱い。

 既に選出基準を満たしているダービー優勝ジョッキーのM・デムーロ騎手と、前年のJRA賞騎手部門「MVJ」受賞者である戸崎圭太騎手の出場は“確定”。残りの5人は、「ダービー優勝騎手を除き、選出数は東西同数とする」との規定から、美浦所属騎手は戸崎圭騎手を除く2人。栗東所属騎手は3人が選ばれることになる。

 7月12日終了時点の成績(地方、海外含む)ならば、勝利度数の東西1位である蛯名正義騎手(49勝)、福永祐一騎手(75勝)の2人と2位の柴山雄一騎手(43勝)、岩田康誠騎手(66勝)、3位の武豊騎手(60勝)の5人が選出される。ただ、関東は41勝で田辺裕信騎手、38勝で北村宏司騎手が柴山騎手に追っており、関西も浜中俊騎手が57勝、川田将雅騎手が54勝と武豊騎手に迫っている。

 中京開幕週に6勝と固め勝ちした川田騎手は「めちゃくちゃ激しい(争い)ですよね」と話していたが、まさにその通り。どのジョッキーも“ゾーン”に入れば一気に勝ち星を量産するタイプだけに、最後まで目が離せない戦いが繰り広げられそうだ。

 ちなみに、開催地が札幌競馬場に変更された点について、“前年覇者”の浜中騎手は「東京とかだとストレートに馬の力差が出るが、札幌はコースも小回り。より騎手の腕が問われそう」と分析。関係者の中には「海外の一流騎手は呼べるのか?」などと心配する声もあったが、おおむね好意的な意見の方が多かった。今まで以上に騎手の駆け引きや、技の応酬が楽しめるはずだ。

 装いも新たに生まれ変わったワールドオールスタージョッキーズが、夏競馬の名物の1つとして定着すれば、競馬はさらに盛り上がるに違いない。レース予想&観戦はもちろんだが、残り2週となった出場権争いやシリーズ本番にも、ぜひ注目してほしい。(デイリースポーツ・大西修平)

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世界のトップ100騎手

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世界のトップ100騎手 

 IFHA(国際競馬統括機関連盟)が10日、「世界のトップ100ジョッキー」の途中経過を発表した。世界のトップ100G1レースの成績をもとに、1着12ポイント、2着6ポイント、3着4ポイントが与えられ、その合計ポイントによって順位が決まる。

 現在の首位はアメリカンファラオを37年ぶりに米3冠馬に導いたV・エスピノーザと、日本馬リアルインパクトをジョージライダーS・豪G1で勝利に導くなどの活躍を見せているJ・マクドナルドで66ポイント。JRAではM・デムーロが28ポイントで12位タイ、川田が24ポイントで15位タイ、岩田、福永が18ポイントで22位タイにつけている。

 日本ではジャパンC、有馬記念、宝塚記念、皐月賞、日本ダービーなどG1・10レースが対象となっている。

 また、IFHAは今年1月1日から7月5日までに施行された世界の主要レースを対象とする「ワールドベストレースホースランキング」も発表した。 日本馬は3頭がランクイン。ドゥラメンテ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が121ポンドで前回の11位タイから16位タイにダウンした一方で、宝塚記念を制したラブリーデイ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が初登場。ゴールドシップ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)と並ぶ120ポンドで23位タイの評価を受けた。 なお、1位は今年の英ダービー馬ゴールデンホーン(牡3歳)。古馬初対戦で戦績を5戦5勝とした4日のコーラルエクリプス・英G1を完勝した走りが評価され、130ポンドを獲得した。2位にはアメリカンファラオ(牡3歳)が128ポンドで続いている。

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