オークス2016年1番人気濃厚騎手|池添騎手のG1・1番人気成績
◆オークス追い切り(18日・栗東トレセン)
牝馬クラシック第2弾、第77回オークス(22日、東京)でG1初制覇を目指す桜花賞2着のシンハライトが18日、栗東の坂路で追い切り、併せ馬で余裕の先着。好調をアピールした。春のG1で惜敗続きの池添に迫った。枠順は19日に決定する。
偶然の出会いだった。昨年7月22日の函館。北海道シリーズに参戦していた池添は、騎手の同期だった荻野要助手から2歳馬のゲート試験での騎乗を依頼された。それがシンハライトだった。
それが縁となって2か月半後、10月10日の新馬戦(京都・芝1600メートル)の鞍上に指名を受けた。“最強タッグ”のスタートだった。
「デビュー前に乗せてもらい、すごい素質を持っていると感じた。めちゃくちゃ柔らかいし、乗っていて気持ちいい。バネがすごい。なかなか味わえない乗り味」
スイープトウショウ、カレンチャン、ショウナンパンドラなど牝馬でG1レース9勝を挙げる池添が素質にほれ込んでいる。
デビュー戦から今回まで毎回、2週続けて追い切りにまたがり、時間をかけてコンタクトを取ってきた。この日も栗東の坂路でキングカヌヌ(4歳500万)と併せ馬を行い、53秒6―12秒8で先着した。無傷の3連勝で桜花賞まで駒を進めたが、ジュエラーからわずか2センチ差の2着。それだけに2冠目に懸ける思いは強い。
「桜花賞はゲートをしっかり出てくれて道中もスムーズ。最後もしっかり伸びてくれていた。少しのタイミングで負けてしまった。G1で強い馬も出てくるが、結果を残すことだけを考えたい」
今春はG1で〈6〉〈2〉〈8〉〈2〉〈2〉〈3〉着。13番人気で2着という天皇賞・春(カレンミロティック)もあるが、勝負の世界では当然、勝つことが求められる。
「桜花賞は悔しいレース。悔しさを晴らすのはオークスの舞台だと思っていた。勝ちたい。そのひと言だけです」
思い入れ、悔しさ。胸に同居する感情を背負い、悲願を取りに行く。(橋本 樹理)
過去の池添謙一騎手G1・1番人気成績
日付 |
開催 |
レース名 |
馬名 |
性別 |
年齢 |
斤量 |
頭数 |
馬番 |
着順 |
13年 |
中山 |
有馬記念 |
オルフェーヴル |
牡 |
5 |
57 |
16 |
6 |
1 |
12年 |
東京 |
JC |
オルフェーヴル |
牡 |
4 |
57 |
17 |
17 |
2 |
12年 |
中山 |
スプリンターズ |
カレンチャン |
牝 |
5 |
55 |
16 |
14 |
2 |
12年 |
阪神 |
宝塚記念 |
オルフェーヴル |
牡 |
4 |
58 |
16 |
11 |
1 |
12年 |
京都 |
天皇賞春 |
オルフェーヴル |
牡 |
4 |
58 |
18 |
18 |
11 |
11年 |
中山 |
有馬記念 |
オルフェーヴル |
牡 |
3 |
55 |
14 |
9 |
1 |
11年 |
京都 |
菊花賞 |
オルフェーヴル |
牡 |
3 |
57 |
18 |
14 |
1 |
11年 |
京都 |
秋華賞 |
ホエールキャプチャ |
牝 |
3 |
55 |
18 |
12 |
3 |
11年 |
東京 |
東京優駿 |
オルフェーヴル |
牡 |
3 |
57 |
18 |
5 |
1 |
11年 |
阪神 |
桜花賞 |
ホエールキャプチャ |
牝 |
3 |
55 |
18 |
16 |
2 |
08年 |
京都 |
秋華賞 |
トールポピー |
牝 |
3 |
55 |
18 |
11 |
10 |
08年 |
阪神 |
桜花賞 |
トールポピー |
牝 |
3 |
55 |
18 |
10 |
8 |
06年 |
東京 |
天皇賞秋 |
スイープトウショウ |
牝 |
5 |
56 |
17 |
7 |
5 |
05年 |
京都 |
マイルCS |
デュランダル |
牡 |
6 |
57 |
18 |
14 |
8 |
04年 |
京都 |
マイルCS |
デュランダル |
牡 |
5 |
57 |
16 |
7 |
1 |
04年 |
京都 |
エリザベス女王杯 |
スイープトウショウ |
牝 |
3 |
54 |
18 |
7 |
5 |
04年 |
中京 |
高松宮記念 |
デュランダル |
牡 |
5 |
57 |
18 |
8 |
2 |
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