嘉藤貴行で5着になった号泣。。。まとめ

 

ダービーにコメート(牡3歳、美浦・土田稔厩舎)で参戦した嘉藤貴行騎手。結果は5着だったが、

差し、追い込み馬が上位を占めた展開で、3番手から踏ん張った内容は評価できる。

レースを振り返り「最後は一杯になりながらも、本当に頑張ってくれました」とパートナーの根性をたたえた。(小林正明)

 

弥生賞では話題ににあがった

 「弥生賞・G2」(8日、中山)

 デビュー16年目の嘉藤貴行騎手(33)=美浦・フリー=が、これまで5戦全ての手綱を取るコメートで、人馬そろっての重賞初Vを狙う。

 あるレースでの騎乗が、コンビ結成のきっかけになった。コメートと同馬主のアンズチャンが500万下を制した昨年5月の東京戦で、嘉藤は同じオーナーのチーフテンに騎乗。16頭立て16番人気の同馬を8着に持ってきた。「その騎乗ぶりをとても評価してくれまして。その縁もあって、デビュー戦からコメートの騎乗依頼を頂きました。本当にありがたいことです」と感謝の気持ちを口にする。

 前走のホープフルSは2着に敗れたものの、3着馬の猛追を鼻差しのぎ、賞金加算に成功した。「あの鼻差は大きかったですね」と満足感を漂わせる一方で、「勝ち馬に寄られる不利がなければ、もっと際どかったかも」とVを逃した悔しさもにじませる。それだけに“トライアルで結果を出してクラシックへ”という思いは強い。

 クラシックは02年菊花賞で一度だけ経験済み。「歓声がすごくてさすがG1といった感じでした」と、マイネルアムンゼンで14着に敗れた当時のほろ苦い思い出を振り返った。

 昨夏のデビュー以降、一歩ずつ階段を駆け上がってきた。最終追い切りで出来の良さも確認済み。「馬を信じて乗るだけ。チャンスはあると思います」と手応えを持ってレースに向かう。

この記事の続きを読む